くろやん☆ワールド

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のどかな港湾都市ニューカッスル お得な日曜のぶらぶら旅行記

どうも!オーストラリアにワーホリ中のくろやんです!

 

日曜日にバイトが無くなったお陰で、シドニー近郊の公共交通機関2.8ドルで乗り放題!の恩恵を一日中受けられるようになりました。

 

そんな中、先週の日曜日はシドニーから北に160キロほど行った所にあるニューカッスルという街に行きました。

 

 


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というわけで、今回はニューカッスル日帰り旅行記を書いていこうと思います。

 

 

ちなみに、先に断っておきますが、観光施設や観光地を紹介することは一切ありません。

 

 

ん?ええ?!という声が聞こえてきそうです。

 

なぜなら片道3時間の電車の旅の日帰り。夜はブログの更新もあったりで、街に滞在できたのは大体5時間ほど。しかもうち2時間くらいは充電の為マックで休憩しているという状態。

 

つまり、街の雰囲気とニューカッスルはどんな都市なのかという紹介記事くらいにしかなりません。ニューカッスルの観光スポットを知りたい人は別記事を見てください!

 

まあでも、自分自身はとても気分転換が出来る旅行でした。

 

ここで伝えたいことは2つ。

シドニーいるならとにかく日曜は何か乗って出掛けろ!

ニューカッスルの観光は車を使うのが便利!

 

以上です。それではまいりましょう。

 

 

ニューカッスル旅行記

日曜の遠出の楽しさの8割は鉄道の旅にあり

シドニーセントラル駅を朝9時8分に出る電車に乗り、約3時間かけて電車はニューカッスルインターチェンジ駅に向かいます。

 

驚くことにここまでの広い範囲も、日曜日なら一日の上限運賃が2.8ドルなのです。

 

 


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セントラル駅から乗ることが出来れば座席はガラガラに空いており、窓際をぶん取りリュックも気兼ねなく横に置けます。

 

シドニーの中距離列車には一部の車両に「quiet carriage」という車両が存在し、とても静かな車内での旅を楽しむことが出来ます。

 



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乗り鉄マニアとしては、電車が線路を走るときのカタコト音が堪らなく良いのです。少なくともわいはそうです。

 

 

 

 

電車はHonsbyという駅を離れると一気に自然豊かな場所を走ります。

 



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特にWoy woy駅(なんちゅう名前や)あたりは深く入り組んだ湾の先を沿うように電車が走るため、両側に広大な川が見えるという、まるで海の上の一本道を走っているような感覚になります。

 

周りが広く開かれてるのもあり、電車もゆっくり走っているような感覚です。

 

 

遠くに目をやると広大な森が広がっており、オーストラリア大陸の広大さを感じられます。

 

鉄道に乗って旅をするのが好きな人はこれだけでもお腹いっぱいです。

正直言うとわいはこの旅の楽しさの8割は行きの電車の旅だったと思っています。

 

 

ジブリのサントラ聴きながら乗ると最高です。

 

ザ・郊外の街ニューカッスル

 

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わいが今回巡ったルートの簡単な地図です

 

 

正午頃にニューカッスル駅に到着。

すでに旅の満足感は満たされていましたが、さすがにトンボ帰りもアレなので少し街を散策してみました。

 

駅の改札口を出ると、駅に隣接してライトレールの乗り場があります。

 

 


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この路線はニューカッスルのメインロードを2キロほど貫き、ビーチ方面に向かっていく路線です。市内の鉄道網はこれだけです。

 

あとは郊外へと行く路線の途中に駅がポツポツある程度。バス路線はそれなりにあるにしても、人口30万人ほどの都市なのでシドニーほどの交通網の充実を期待してはいけません。

 

ニューカッスルニューサウスウェールズ州シドニーに次ぐ第2の都市と言われています。ニューサウスウェールズ州だけでも日本の国土の2倍以上を誇る広大な土地を持っており、少なからず栄えている街を想像していました。

 

 

しかし、そんな想像は虚しくも裏切られます。

 

 

ニューカッスルには大きな高層ビルは一つもなく(少なくともわいが周った中心部は)車通りも、人通りもとても少なかったわけです。

 

日曜日ということを考慮しても少なすぎました。

 

ただ、これは逆に捉えるととてものどかな街だったと言えます。

実際にビーチやハンター川河口付近では家族やカップル、犬を連れている人などが、休日を満喫していました。

 

時間がとてもゆっくり流れているので、気分を落ち着かせるにはとても良い所です。

 

フェリー乗り場周辺は栄えていて雰囲気もGood

ライトレールの終点はニューカッスルビーチでそこから歩いて3分ほどのところにビーチがあります。

 


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しかし、まだ泳げるような気温でもなかったので、ちらっと眺めて「ふ~ん」となって、すぐに戻っていきました。

 

波が高く、サーフィンをしている人が多かった印象です。

これが夏になると海水浴を楽しむ人が増えるんでしょうが、波は高いので気を付けないといけなさそうです。

 

その後、歩いて10分ほどのところにあるフェリー乗り場に向かいました。

 


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ニューカッスルには市内を流れるハンター川の河口付近に対岸のストックトン地区に行くためのフェリー航路が1つだけあります。

 

もちろん、このフェリーも日曜2.8ドルの適用内です。

 

中心地区側のフェリー乗り場周辺はシーフードレストランが密集しており、地元の人でにぎわっていました。

 

 


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ちょうど昼ごはん時だったので、わいも何かを食べようかと思ったんですが、なんと軒並み40~1時間待ち・・・。

 

席をよく見てみると予約席という札が多く目立ち、あらかじめ予約を取っておかないとかなり待たされるようです。

 

 

仕方ないので、近くのホットドックを売っている屋台で昼ごはんを購入し、河口沿いの堤防で食べることにしました。

 




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この日はとても暖かく、半袖でも大丈夫なほどでした。

周りの人も思い思いの時間を過ごしていましたが、心なしか一人で過ごしている人間はわい一人だけな気がしました。

 

家族、カップル、友人、犬・・・

皆誰かしらと一緒にいました。寂しい思いはしていません。

 

 

ニューカッスルの主要観光地を訪れるなら自動車が圧倒的便利

せっかく実質タダでフェリーに乗れるので、フェリーに乗って対岸のストックトン地区に行きました。

 

到着すると目の前は大きな公園で、その先に住宅地が広がっています。

 

 

 

それだけです。

 

 

 

実はこのストックトン地区から海岸沿いをまっすぐ進んでいくと、大きな砂丘があります。

 

ここでは四駆車に乗り砂浜地帯をかっ飛ばしたり、ラクダに乗ったり、板に乗って砂丘を下るサンドボーディングを楽しむことができます。

 

もっと先の方に行くとネルソンベイという場所があり、そこではイルカやクジラを見る事も出来ます。

 

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ニューカッスル市街からネルソンベイまでは結構離れています

 

 

 

ニューカッスルの主要な観光スポットの一つなんですが、フェリー乗り場からはけっこう離れており、歩きでは無理です。

 

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右上の海岸沿いに薄っすら白く見えるエリアが砂丘。まあ歩いてはいけない距離ですね



 

バスでアクセスが可能なようですが、本数があまり多くないうえに、所要時間もけっこうかかります。

 

 

もし、この砂丘やその先のネルソンベイを目的に日曜日の電車でニューカッスルに行く場合は、これ以外の場所を周るのは諦めたほうがいいと思います。

 

もしくはめっちゃ早朝に出て、シドニーの到着が遅くなっても良いのなら話は別ですが。。。

 

つまり、日曜日はお得だよとは言いましたが、ニューカッスル周辺の街をきちんと散策したい場合、車で行くのが便利です。電車の選択肢はある意味この電車の旅自体に価値を見出している人が利用すべきだとわいは思います。

 

 

そしてわいは電車での旅に価値を置いたわけです。

そのあとの散策は完全にマイペース。同行者に迷惑がかかります。なので一人旅が良いのです。わいは一人旅が好きです。寂しい思いはしていません。

 

これ欲を言えば同じように自由気ままな旅を好む女性と付き合う事が出来れば最高!となるわけです。

加えて、鉄道の旅が好き!ということであれば文句なし!最the高!しかしそんな都合の良い事は起こるわけがないのです。なのでソ連時代から・・・

 

船着き場の近くには難破船がそのまま残っています

砂丘は行けないにしても、近くの砂浜地帯だけはという事でストックトン地区の海沿いを散策していたら、近くに昔の難破船がそのまま残っているということでそちらに行きました。

 


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船着き場から徒歩で20分ほどの行った小さな岬の途中に難破船はありました。

 

どうやら100年ほど前に座礁した船のようです。

 

・・・。

 

 

特に何の感想も無くて申し訳ないです。

別に大きな船でも無いし、腐敗が進んでて原型あまり留めていないし。

 

その後は携帯の充電が無くなったため、街の中心部にあるマック(マックを探すのにも一苦労だった)で充電し、そのまま電車に乗り夜8時頃にシドニーに帰ってきました。

 

 

とにかく全体を通して「のどか」だったという事です。シドニーという都会が嫌になったら気分転換に来てもいいんじゃないですかね!

 

 

ニューカッスルという街について

あまりにも内容が無いような旅行記なので、ニューカッスルについてちょっと紹介します。

 

炭鉱と造船で栄えた街

ニューカッスルは炭鉱が主産業で、造船も盛んな港湾都市です。

郊外にあるハンター地区はワインの産地としてとても有名です。

 

「ハンター・バレー」という名前を聞いたことがあるかもしれませんが、シドニーからオプショナルツアーがたくさん出ているほどの人気観光地です。

 

石炭の輸出港として中国の船が頻繁に出入りしています。

なんでも、2014年に中国企業に98年間の使用権を与えたみたいです。確かに頻繁に中国語が書かれた船舶が運行しているのを見ました。

 

 

イギリスにもニューカッスルという街があり、同じく炭鉱と造船で栄えた街です。

恐らく、イギリスのニューカッスルが名前の元になったと思いますが、調べていないので正確なことは分かりません。おそらく関係はしているでしょう。

 

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公園にあった掲示板。炭鉱で栄えてきたんだよ的な事が書いてあります。



 

日本軍の攻撃、地震、台風とか

港湾都市という性質からか、第二次世界大戦中には日本軍の攻撃を受けている街です。

市内のニューカッスル博物館では第二次世界大戦時の展示も行われているようです。ちなみに、入場料は無料なので行ってみると良いかも知れません。

 

また、地震が無いことで有名なオーストラリアですが、この街一帯は1989年にニューカッスル地震というオーストラリア史上最大の地震に襲われています。

 

シドニーも揺れを感じるほどの大きさで、地震に対する対策があまり無いこともあり、大きな被害を出したようです。

 

また、外洋に接する街で度々暴風雨もあるようです。

この暴風雨がさきほど紹介した難破船などを生み出したようですね。

 

白豪主義の名残りがある街?

これは友人から聞いた話ですが、ニューカッスルではたまーに人種差別的なことに会う事があるようです。

 

たくさんの人種がいるシドニーとは違い、ニューカッスルは白人系が占める割合がとても多い都市です。そんなこともあって、他人種に対する理解が低かったり差別的な思想を持っている人も少なくないみたいです。

 

もちろん、しょっちゅう受けるわけではなく、今回わいが一人旅をしていても特に変な視線あびたりとか、何か悪口を吐かれたとかは一切無かったです。

 

もし何か言われたとしても、別に気にしなくて良いと思いますし、日本人としての誇りがあれば何とも思わないでしょう。

 

 

まとめ

伝えたいことは最初にも書いた通り、日曜日は出かけろ!ってことと、ニューカッスル周辺をしっかり観光したいなら車がオススメってことです。

 

電車はどの方向に行っても自然豊かな景色を楽しめます。

北はニューカッスル、南はウーロンゴン、そして西はブルーマウンテンがあります。

 

自分のお気に入りの街や路線を見つけて、電車に乗ってみるといいでしょう。

 

それでは!