ウルル(エアーズロック)旅行記後半 注意すべきは気温差とあの虫!
どうも!オーストラリアにワーホリ中のくろやんです!
前回に引き続き、ウルル(エアーズロック)について書いていきます。
後半の今回は実際の旅行記になります。
1泊2日の弾丸旅行なのと、車中泊というドケチ旅行をしているので、ホテルなどの紹介は出来ません。
ただ、現地の状況や気を付けることなどを中心に紹介できればと思います。
特に、注意すべきことがいくつかあり結構重要なのでしっかり頭に入れて準備していく必要があります。
ちなみに、今回わいはツアーでは無く、個人で行っています。
それではまいりましょう!
(1オーストラリアドル=72円で計算)※2019年8月時点
ウルル旅行1日目
空港到着→レンタカー
オーストラリアは本当に広いので、国内の移動でもこのくらい時間がかかるんですね。
わいの場合はシドニーからだったのでまだ良いわけですが、日本から乗り継ぎの場合、まずエアーズロック空港にたどり着くだけでも一苦労ですね。
空港に着くと、まずはレンタカーを借りに行きます。
小さな空港なので、到着し空港の建物内に入るとすぐにレンタカー会社のカウンターがあります。
写真が無くて申し訳ないんですが、AVISとHertzの二つが隣り同士で並んでいます。
わいは今回Hertzを利用しました。
借りる際に英語で簡単な説明。
基本的には日本語サイトで予約したときに注意事項を確認するので、大丈夫だとは思いますが、ここできちんと聞いておくべきことはガソリンスタンドの位置・緊急連絡先です。
ガソリンスタンドの場所は後程説明しますが、基本的にウルル一帯は何もないので道中で車が故障した場合、緊急連絡先を忘れると完全にチェックメイトです。まあ貰える書類に書いてあるので心配は要りませんけどね。無くさないようにしましょう。
頑張って英語でコミュニケーションを図りましょう!ここに対するアドバイスはありません!!!
空港の規模は本当に小さいので、レンタカーが泊まっている場所も建物を出てすぐのところにあります。
空港を出る前に、大体の空港からウルル周辺までの地理感を把握しておきましょう。
なぜなら空港を出ると基本携帯の電波が使えません。Googleマップも利用できない場合があり、迷子になる恐れがあるからです。
レンタカーを借りる際にスタッフから地図を渡され、簡単な案内がありました。道にしても単純な1本道と何か所かの分かれ道があるくらいなので迷うことは少ないでしょう。
エアーズロックリゾートで物資調達
レンタカーを借りて空港を出て、エアーズロックリゾートに向かいました。
ここにはIGAというオーストラリアのスーパーがあるので、ここで食材や飲み物などを購入します。この先ウルルとカタジュタ方面には一切スーパーはありません。
このエアーズロックリゾートは辺り一帯にホテルやスーパー、レストラン、ガソリンスタンドなどが集まっており、基本的にはここを拠点に移動することになります。この一帯なら電波も通じます。
ウルルのサンセット展望台とカタジュタ
リゾートを後にし、車を10分ほど走らせると料金所があります。この料金所より先が「ウルル・カタジュタ国立公園」になります。ここで一人当たり25オーストラリアドル(約1800円)を支払います。
受け取ったチケットは3日間有効で出入りは自由になりますが、開園時間があるので時間には注意が必要です。日の出を見に行く時間には間に合いますのでそこは安心してください。
最初に向かったのが、ウルルのサンセットビューポイント。
一言感想。もう迫力が圧倒的です!
恐らくここからのウルルの景色がパンフレットなどに載っている代表的な景色でしょう。当たり前ですが、見る角度によってウルルは形を変えていきます。
色々な角度から見ましたが、わい自身もここからのウルルの姿が一番美しいと感じます。日の入りの時間帯にはウルルがオレンジ色になります。
ウルルの詳しい探索は2日目にしたので、その後はカタジュタ方面に向かう事になります。
ウルルとカタジュタは60キロほど離れております。
道路には信号機は一機も無く、見渡す限りの地平線が広がります。
制限速度も100キロくらい出せるのでドライブとしては最高です。
運が良ければ野生の動物も見られます。わいは野生のラクダを見る事が出来ました。
時間が限られていたので、カタジュタは周辺をチラッと散策しただけに留まりました。
本当は「風の谷」というエリアも見てみたかったのですが、日も落ちてくると辺りは完全に真っ暗になるため今回は断念しました。
カタジュタも夕焼けで綺麗なオレンジ色になります。
今回はウルルの日の入り景色は見ていません。でも確実に素晴らしい景色でしょう。これは実際に皆さんの目で見てもらったほうが良いですね。
注意点① ハエに注意
ウルル観光でのまず一つ目の注意点。それはハエがめちゃくちゃいるということ。
8月のオーストラリアは冬なので比較的少ない方ですが、それでも結構います。
やつらは水分を求めて人の顔(というか口)に飛んでくるので、けっこう気持ち悪いです。 特に、耳元で羽音が聞こえるのがわいは一番嫌ですね笑
対策としては100均で虫よけネットを買うのが良いでしょう。
日中は日差しも強いので帽子と一緒にセットで持っていきましょう。
聞くところによると夏はハエ地獄らしいです。
ハエの比較的少ない4月~9月あたりがシーズンとしてはいいんでしょうね。
バーベキュー&車中泊
今回は元も含めたシェアメイト(全員日本人)と一緒に行った旅行なんですが、ホテルがどこも満杯で予約が出来ませんでした。
宿泊費を妥協しなければあったとは思いますが、やはり今は駆け込み需要もあり、ホテルは本当に早い段階で予約しなければいけません。
そんな中、同行していた仲間の一人が先ほど紹介したスーパーで偶然知り合いと遭遇したことをきっかけにその後の旅を同行することになります。
その2人も日本人なのですが、なんと車でオーストラリアを横断している旅の途中だったそうです。そんな感じなので、色々な調理用具なども持っており、そんじゃあバーベキューでもしようか!ということになりました。
車中泊であることは変わりませんが、大自然の中でバーベキューが出来るなんてオーストラリアらしいですよね!
近くのキャンプ場から少し離れた場所でバーベキューを楽しみ、明日の日の出ウルルに備えました。
写真に収められませんでしたが、夜空が本当にきれいでした。
満月の日だったのですが、それでも天の川までハッキリと見えます。
注意点② 昼夜の寒暖差に注意
特に冬場はそうですが、昼と夜の寒暖差が半端じゃありません。
この日の日中は27度ほど上がりましたが、夜は0度近くになります。
特に日の出ウルルを見る時間は相当冷え込みますので服の装備はキチンと用意しておく必要があります。
ウルル旅行2日目
日の出ウルル鑑賞
以前富士山に登った時、山頂からの日の出を拝むために山小屋を3時前に出たことがあるんですが、なぜそんな早く出る必要があるのかというと登山道がすさまじく混み合うからです。
で、ウルルの場合はそういった心配は無いので余裕を持って1時間ちょっと前にエアーズロックリゾートや自身のホテルを出るといいでしょう。
場所はココ
当たり前ですが、日の入り鑑賞ポイントの反対側になります。
日の出前はそこそこ人が多いんですが、感じたのは日本人観光客の多さですね。
全体の半分以上は日本人です。
最近は世界中どこもかしこも中国人観光客だらけですが、ウルルは日本人比率が多いんですね。これは意外でした。お盆時期も関係してたからかも知れませんが。
日の出ウルルの写真がこちら
美しい!!
それ以上は言えません。実際目に映る景色はもっともっと美しいです。
写真を見てもらうと分かりますが、ウルルの左横にぼんやりとカタジュタが映っています。遠くからみるカタジュタもとても美しいものです。
日が昇ると早々に次の場所に早々と移動します。
理由はクソ寒いというのもありますが、次に控えるウルル登頂と帰りの飛行機の時間が迫ってきているからです。
ウルル登頂
ウルルに登れる確率というのは高くないんですね。むしろとても低いです。
年間を通して、登山催行率が30%ほどしかありません。冬時期の6月~8月は比較的登れる確率が高くなります。
登山が禁止される条件がいくつかあります
風が強い→危険
最高気温が高すぎる→熱中症などの恐れ
雨の予報とか雨が降って表面が濡れている→滑って危険
先住民の儀式等で要請があった場合→文化的理由
登頂できるかどうかは2時間ごとに判断されるようです。
朝の7時から17時までが登山許可時間。詳しくは調べていませんが、下山の時間も含めて、登れる時間帯はもっと早くに終わるかもしれません。なので午前中に行くのが良いですね。
日の出を見た後、登山スポットに行くとなんと登れるとのこと。
この日しか無かったので本当にラッキーです。
というわけで登山開始。
登山道は最初の鎖を手で伝っていく道が前半部分、その後中継地点を挟み岩肌に白いペイントで登山道が示されている場所が後半部分です。
この前半部分がまず急傾斜。本当に急傾斜です。
外から見ていみえるとあまり大したことなさそうに見えるんですが、実際登るとかなりの恐怖です。
まず自力で50mほど登ってから鎖の道になるんですが、そこまでで挫折する人もいます。簡単に言うとここで危険だと思ったらこの先行くなよ。というメッセージなのかも知れません。
正直言うと結構な恐怖だったので一瞬辞めようかと思いました。
この鎖の道もかなり長く結構ここで体力が削れます。
アドバイスは下を見ない事ですね。見ると血の気が引きます。
中継地点からの景色もとても素晴らしいです。
遠くにカタジュタを望めます。
中継地点でも相当な高さになり、ウルルの大きさが実感できます。
ここまでで30~40分ほどはかかると思います。
その先頂上を目指す場合はここからさらに30~40分かかります。
後半部分の気を付ける部分は風。
途中から尾根沿いを登るため風がめっちゃ強くなります。
前半よりもなだらかになりますが、鎖が無い分、滑るとマジで大けがします。
そしていよいよ登頂
頂上部にはこのような石柱が建っています。
というわけで
自分自身も入れて記念写真
風が強すぎて顔が歪んでいます。
往復で2時間ちょっとはかかりますので、飛行機の時間などには注意が必要です!
最後にエアーズロックリゾートで給油し、空港に向かいウルルをあとにします。
まとめ
今回のウルル旅行は本当に貴重な体験になりました。まあ日本にいたら一生に一度行けるかどうかの場所ですからね。
ただ、欲を言うともう1日だけ長く居れたら良かったなと思います。
同行者との予定の兼ね合いもあったのでしょうがないですが、ホテルにも泊まってゆっくり自然を楽しみたいなあという気持ちもあります。
そしたら、また行けば良いじゃないの!!となりますけどね。ワーホリ中にまた行くことはないですね。
理想は旅行代理店に居たときから憧れていたロンギチュード131に宿泊することですね。
グランピングのような感じで、星空ディナーを楽しみながらウルルの景色を独占できるラグジュアリーなホテルです。
まあ、お金が貯まって、彼女が出来てからですかね…
子供が出来てからの家族旅行でも良いでしょう。何年後になるかわからんけど。
というわけで、ワーホリ中にまた一つオーストラリアらしいことをしてきた2日間の旅行記でした。
正直登れなくなる10月26日までに長い休みを取ってウルルに行くのは難しいかもしれませんが、登れなくなるといってウルルの魅力が落ちることは決してありません。
オーストラリアの雄大な自然を感じられるウルルへぜひ足を運んでみてください!