定額制サービスは今後も流行るのか?驚きの定額制サービスと定額制の未来
どうも!オーストラリアにワーホリ中のくろやんです!
日本のニュースはシドニーでもちょくちょく調べていますが、興味深いニュースがありました。
それがこの2つの定額制サービスのニュース
自動販売機のニュースに関しては、9/2からサービス利用者を募集したところ、わずか4時間で定員の2倍の応募があったようです。
月額2480円で全商品が飲み放題。
ニュースの画像ではうっすらレッドブルも写っていましたが、こいつも飲み放題ならめっちゃお得じゃん!とエナジードリンク中毒者のわいは思ったわけです(ちなみに1日1本までということです)
ちなみに、シドニーではエナジードリンクはたまに割引で信じられない安さになります。
!?
レッドブル250mlが4本入りで5.37ドル(約390円)。一本100円以下です!
モンエナもこのくらい安い時があるので、エナジードリンク愛好家にとってはオーストラリアは良い国かもしれませんね笑
話が逸れましたが、今話題の定額制サービス、今後も色々なサービスに参入していくんでしょうか。またそれらの定額制サービスは流行っていくのでしょうか。
アメリカなどで始まっている驚きの定額制サービスなども紹介しながら、検証していこうと思います。
定額制サービスの概要
従来の新聞や食べ放題から動画音楽サービス、そして新しいものへ
定額制サービスの定額とは一定額の料金を支払う事で、一定期間中そのサービスをずっと受けられるようになるというもの。
今までは新聞や携帯の通信料金などに広く利用されてきたサービスですね。
焼肉食べ放題や飲み放題も定額制サービスと言えます。
次第にネットが普及していくと、音楽や動画の定額制サービスが始まり、今では非常に多くの人がこれらの定額サービスを利用しています。
ここまでは特に気になることはありませんでしたが、上記にあるような自動販売機や眼鏡の定額制サービスとなると、やはり馴染みが無くとても目新しいものとして注目されるわけです。
しかし、こういった今まではその都度料金を払って商品やサービスを受けてきたものがどんどん定額制サービスを導入してきているのです。
定額制と従量制のメリット・デメリット
定額制の反意語は従量制であり、こちらは買った分、利用した分だけお金を支払う仕組みです。
この定額制と従量制はそれぞれにメリットとデメリットを持っています。
下に定額制のメリット・デメリットを利用者と事業者の側面から書いていきます。
メリット
利用者
・多く利用するほどお得
・利用ごとの支払いが無くて楽
・先に支払っている分、料金を気にしなくて済む
事業者
・その都度徴収しなくて楽
・先に売り上げがたつ
・利用者を囲い込める
デメリット
利用者
・サービス変更や飽きで、定額終了前に使わなくなる可能性がある
・個人情報を求められることがある
・時間を浪費することがある
・知らないうちに色々なものにお金を払ってしまっている
事業者
・定額者にサービスを独占される
・急なサービス中止や変更が難しくなる
こんな感じですね。
わいの経験からだと、確かに色々な定額制サービスを利用しているとそれぞれのサービスのパスワード管理や契約(料金や解約規定など)の確認が難しくなるほか、色々なものを定額制にすることで知らないうちにけっこうお金が無くなっていくというようなことが生じます。
クレジット払いと似ているかも知れませんが、お金を支払っている感覚がなくなっていくんですね。
ただ、やはり多く使うとその都度払いよりもお得になる事が多く、中には2~3回で元が取れるくらいお得な料金体系のサービスも存在します。
驚きの定額制サービスが次々と出来ている
このようなメリット・デメリットが存在するので、定額制か従量制どちらのサービスを適用するかというのは、サービスの特性によって向き不向きが出てくると思います。
しかし、最近は皆が定額制になるとは思わなかったサービスにも定額制サービスが広がっています。
カフェ、ファッション、コスメ、ラーメン屋、そのほか日用品・・・・。
挙げるとキリがありません。
今まで日常で使用しているモノ・サービスにも定額制で購入できるものが増えています。
これらの定額制サービスはたくさんの種類から自由に選ぶことが出来るものが多いことから、お試し感覚で色々なものを使ってみようという考えの人も多いようです。
例えばカーフェアリングはいい例ですね。高価なモノゆえに一度購入してしまうとなかなか違う車種に乗り換えが出来ないですが、この定額制サービスなら簡単に色々な車種を試せるわけです。
維持費もかからず、都市部では駐車場の土地や代金を気にしなくても良くなります。
そして、さらにユニークな定額制サービスも始まっています。
ユニークな定額制サービス3選
定額制飛行機乗り放題サービス「OneGo」
定額制サービス先進国アメリカでは何と飛行機も定額制サービスなっています。
旅行代理店が始めたこのサービスはアラスカ・ハワイを除くアメリカ国内を西部・中部・東部に分け、それぞれのエリア内でエコノミークラスのフライトを好きなだけ利用できるようにしたほか、3つのエリア全てで乗り放題の「Nationwide」サービスも展開しています。
この全土で乗り放題プランは月額2950ドル(約32万円)
国土が広く国内移動は航空機が主流のアメリカでは、ビジネスパーソンを中心に好評だということです。
ビジネスでは急な出張はつきもので、どうしても直前のフライト予約は高くなります。
こういった心配も、定額制サービスなら気にしなくてもいいのは大きいですね!
月1100円で映画が・・・?!定額制映画サービス
こちらもアメリカ。
なんとアメリカには4大月額制映画館があるんです!
それぞれ料金やそれに付随したサービス(月何本までとか、ポップコーンやドリンクも無料or割引など)も異なりますが、最初にサービスを始めた「MoviePass」は月額9.95ドル(約1100円)で月3本まで無料、その後も割引で映画が見られるというサービス内容。
アメリカは地域によって、また曜日によって映画の料金が異なります。
基本的に相場は日本より安いと言われていますが、都市部の料金はさほど日本と変わりません。
つまり、月に1本映画を観れば元が取れるというお得感。
映画好きには最高なわけです。
オーストラリアの映画事情
ここで話はオーストラリアに移りますが、オーストラリアの映画館も映画館のブランドや曜日で大きく料金が異なります。
日本もまあ曜日割や学生割が存在しますが、割引率がかなり大きいです。
シドニー近郊の映画館にもいくつかの映画館チェーンが存在し、料金幅が本当に大きいのが特徴です。学生で曜日によって8ドル(約570円)という信じられない値段で観られる時があります。もちろん語学学校の生徒でも学生証があれば学割が効きますよ!
ちなみに、都心部の映画館は日本アニメの上映もされていて、少し前には「夜は短し歩けよ乙女」を上映していました。
住居も定額制!定額制住み放題サービス「HafH(ハフ)」
こちらは日本の企業が提供するサービス
先ほどの定額制飛行機乗り放題サービスもそうですが、定額制住み放題サービスも旅行好きにとってはとても魅力的なサービスです。
2019年9月現在、12の国と地域、108拠点の約2500室が利用可能です。
このサービス、今年に始まったばかりで、半年ちょっとでここまで利用範囲を広げているんですね!
今はアジア中心ですが、今後はヨーロッパや北米を始め世界中に広げていこうとしているようです。
ゲストハウスのような宿泊施設をメインとしながらも、コワーキングスペースも提供されており、世界を旅しながら仕事をする人にとってのコミュニティ形成の場ともなっています。
敷金・礼金・水道光熱費やネット代などは全て月額料金に含まれており、2年契約という長期契約期間の縛りも無く短期滞在が可能という、分かりやすく柔軟性に富んでいるのも定額制の住居サービスの特徴です。
このように定額制サービスは今まで契約手続きが煩雑だったサービスを簡略化させる役割も果たしてくれるようになりました。
今後はどのような定額制サービスが出来るか
自動販売機や眼鏡、また先ほどあげた3つのユニークな例などを見ると、もう何でも定額制サービスに移行できるんじゃないかという感覚を抱いてしまいます。
定額制サービスが抱えるデメリットも、うまく調整すればメリットにすることも出来ます。
今後のテクノロジーの進化も定額制サービスの推進を後押しすることになるでしょう。
わいは実際知識が乏しいので、今後どのようなサービスが出来るかは想像できません。
まあ、想像出来てしっかりしたビジョンがあればさっさと始めていますがね。
個人的な意見としては映画館の定額サービスは日本でも普及しそうですね。
飛行機に関しては国内移動がアメリカほど主流じゃないことを考えると難しいかもしれません。
海外旅行好きの人に向けて年単位の定額制で何回でも行けるサービスとかあったら面白いですね。
また、今後リニア中央新幹線が出来たら、東海道新幹線に定額制の何かしらのサービスを作ってみると面白いかも・・・と想像は膨らみます。
なんでも定額制サービスへの賛否両論は様々ですが、今後も定額制サービスの進化は止まらないと思います。
皆さんはどのような定額制サービスが欲しいですか。