はてなブログの新ガイドライン「ブログ個人営利利用OK!」について
どうも!オーストラリアにワーホリ中のくろやんです!
昨日はてなブログ開発ブログがお知らせを更新しました。
内容は「2019年10月1日より、はてなブログの個人営利利用を許諾します」というもの。
え?今までOKしてなかったの??
はてなブログを利用して収益をあげている人はたくさんいるんですが、運営側は許可してなかったってこと?とこの記事の見出しを見たときに思ったんですね。
収益化を目指すと言っときながら知らないのもマズいですが、これを機にはてなブログ利用者の個人営利利用とは何ぞや?という事を調べることが出来ました。
来月からのこの新ガイドラインによって出来る事、変わる事は何?と疑問に思う人もいると思うのでその辺りを解説しようと思います。
新しいはてなブログの営利利用に関する新ガイドライン概要
超要約概要
まず記事の冒頭に、来月10月1日より、はてなブログの個人営利利用ガイドラインが改定されるとお知らせされています。
はてなブログでは、来る2019年10月1日より、はてなブログの営利を目的とした個人利用を許諾します。また、同日をもってブログ利用ガイドラインを改定し、新たに個人営利利用ガイドラインを施行します。
これにより、はてなブログにおいて下記のような目的での個人利用が明示的に許諾されます。
- ブログ記事への広告掲載
- 記事広告、モニター記事の掲載
- 個人が自身で提供するサービスや商品の紹介、宣伝、広報活動
- 教育サービスにおける教材としてのブログ利用
「はてなブログ開発ブログ」より引用
明示的にというのはハッキリ示すということ。
今まで、あいまいになっていたものをハッキリとこうしますよ!とする意味です。
超要約すると、はてなブログで収益化を図る事をハッキリと許可しますよ!と言っているんです。
つまり、今まであいまいだったということです。
従来、はてなブログは広告掲載などの個人営利利用は収益が主目的ではなく、あくまで副次的に収益が生じているとみなせる範囲に限定するというガイドラインを制定していました。
広告などを載せて収益が発生することはOKだけど、それをメインにブログ執筆を続けることはガイドライン違反だよ!としていたわけです。
なにがOK!になるの?
そしてこの新ガイドライン制定により以下の目的での個人利用がOK!になったというわけです。
①ブログ記事への広告掲載
②記事広告、モニター記事の掲載
③個人が自身で提供するサービスや商品の紹介、宣伝、広告活動
④教育サービスにおける教材としてのブログ利用
①はいわゆるアフィリエイト。
②は依頼受けて何かしらについての紹介記事書きまっせ!ということ
③はまあそのまま
④は例えば教育現場などで「じゃあ皆でブログ作って何か記事を書いてみましょう!」ということではてなブログを利用しても良いですよ!ということです。
これはブログで収益をあげたいというブロガーにとって一つの朗報です。
実際にわいにとっても嬉しいニュースです。
しかし、アフィリエイトというものが広く浸透しきっている今になって、個人営利利用についてハッキリとOK!を出したのにはどんな理由や背景があったのでしょうか。
新ガイドライン制定の経緯
OKにしたほうがはてな側にもメリットがあるから
運営側の記事には今回の新ガイドライン制定についての背景をいくつか説明しています。
超ざっくり言うと、個人営利利用をOKにしたほうがはてな側としてもメリットがあるというわけです。
はてなブログが求めているのは、より良いコンテンツをブロガーの皆さんに発信してもらうプラットホームです。
収益化をハッキリOKということでブロガーとしてはモチベーションが上がりますし、自身の持つ商品やサービスを紹介、宣伝することで社会により良い価値を生み出してくれる効果があるわけです。
皆がより良い記事をあげてくれれば、読者もたくさん記事を読んでくれますし、それが社会にとってプラスの価値になればはてなブログのイメージももっと良くなるよね!とこう思ったわけですね。
なぜ今までOK!としてこなかったのか
では逆に今まではなぜ収益化OK!とハッキリ明言してこなかったのでしょうか。
これはアフィリエイトや個人広報活動が持つデメリットを考慮に入れていたのでしょう。
目先の利益の為に事実とは異なる情報を流したり、著作権を侵害していたり、質より量で低質な内容のものが量産されたりなどのデメリットが考えられますね。
SNSでのフェイクニュースが話題になったこともありますが、とにかくPVを稼ぐために事実無根の記事を書き、注目を向けさせるようなこともあるわけです。これによって風評被害を受ける所もありますよね。
では、はてなブログ側はそれらのデメリットを解消したから今回ガイドラインを改定したのか。というとそうでは無くて、こういったデメリットに対策を設けたうえで個人営利利用を許諾したんです。
新ガイドラインにより加わる新たな義務
収益化を考えているブロガーにとって朗報である今回のガイドライン改定ですが、はてなブログ運営側は次のことを付け加えています。
このガイドライン改定により、これまで曖昧であった個人の営利利用と非営利利用が明確に区別されることになります。
個人であっても営利ブログの運営にあたってはメールアドレスなど連絡先の公開を義務付け、各種法令やJIAA(一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会)のガイドラインに基づいた公正な運営を必須とするなど、より責任ある運営を求め、不適切なブログ利用については従来より厳しく制限する方針としています。
営利宣伝目的での利用を無制限に許諾し、これまでの規制を緩和するものではないことにご留意ください。
「はてなブログ開発ブログ」より引用
ブログの営利利用により生じるデメリットの対策として
・営利ブログの公開にあたり、メールアドレス等の連絡先の公開
・各種法令やガイドラインを遵守する
この2つを義務付けることになります。
まあ、2つ目の法令やガイドラインを遵守することは前々から遵守していないといけないものですけど、運営側がより一層不適切なブログ利用に関しては管理と制限を強めていくということになっていくわけです。
各種法令で薬機法とか金商法を記事では例に挙げていますが、例えば薬の効用以上の過大な宣伝とか「絶対に儲かる投資!」などの類の広告はそれを鵜呑みにした利用者が心身や金銭に多大な損害を与えてしまう可能性があるわけです。
そういった薬品や金融商品などについての宣伝方法などを定めた法令は守ってくださいねということです。まあこれはね。そうですよね。
連絡先の公開に関しては、例えば不適切な内容の記事に対し、読者や運営側が修正をブロガー側に要請できるようにする目的があります。
プライバシーポリシーやお問い合わせのページにそれらの項目を加えればいいわけです。そしてもし何かしらの連絡が来た際は迅速に対応することが重要です。
これからブログの収益化を目指すブロガーに求められること
わいも含めて、ブログで収益化を図ろうと考えている人やすでに収益をあげているブロガーには、コンテンツ提供者として守るきルールや考え方があります。
ルールに関しては先ほど紹介したようなフェイクニュースや著作権侵害などの負の側面を生み出さないように、自分の利益だけを求めて不正行為を働かないようにするということです。
もちろん、すべての法令やガイドラインについて知っているわけではないので、中には意図せずこういったものに抵触してしまっている記事を書いてしまっているかもしれません。
そういう場合で、誰かから指摘を受けた場合は、迅速に対応し、場合によっては謝罪をするなど誠意を持った対応をすることが求められます。
また、これは新ガイドラインに関係はありませんが、常に読者が求めているモノや読者が知りたい事、読者が楽しいと思えるコンテンツを作ろうとする意識が求められます。
今回はてなブログ側が正式に営利利用を許諾したことによって、ますますブログに対するモチベーションが上がったブロガーも多いと思います。
わいもモチベーションは上がっています。
そして、常にどうしたら面白いと思える記事を作れるか考えています。
毎日ネタを考えるのはなかなか大変ですが、ネタ探しをしている中でブロガー自身も勉強になる事があるわけで、読者と同様にブログを楽しむことが出来るわけです。
わいが理想に上げている「人生を楽しく!やりたいことをやろう!」は読者にはもちろん、ブログを通じて自分自身にも投げかけている言葉です。
今回のガイドライン改定でどうなるかはわかりませんが、ブログがさらに盛り上がってくれればいいと思っています。