年金制度は破綻するのか。わいなりの年金に対する考え方
どうも!オーストラリアにワーホリ中のくろやんです!
日本のニュースはこちらシドニーでも時々チェックしていますが、少し前に老後2000万問題が話題になったと思います。時差があり、古い話だなと思ったらすみません。
老後の生活については皆不安はありますし、今回の報告をどのような受け止めているかは人それぞれだと思いますが、わい自身は分かりきっている問題という認識なのでそんなに驚かなかったですね。
わいは年金をあまり信用していません。
出来れば年金が無いと生きていけないという老後を過ごしたくないです。
今回はそんな年金の基礎について超簡単に説明します。
ちなみに、MARCHの経済学部を4年間遊び呆けながら卒業したレベルの人間なので、詳細について知りたい方は専門家の記事を読んだ方が良いと思います。
そんでもって年金制度の将来とかを語って、最後にわいなりの意見を書こうと思います。簡単にいうと年金は頼りすぎるなよってことです。
間違ってたら指摘してください。
さらっと解説なので細かい指摘は勘弁ね☆
年金について
年金の概念と種類
年金とは簡単に言うと保険のようなものです。
将来の不安に備えましょうねということです。以上年金の概念の説明終わり!
病気や事故で障害が残った人に支払われる障害年金、一家の働き頭が亡くなった時に遺族に支払われる遺族年金というのもありますが、とりあえずは老齢年金が有名です。高齢者に支払われるやつね。
原則20歳以上60歳未満の国民全員が加入する国民年金と、企業で働く人が加入する厚生年金が公的年金です。加入は義務です。働いていない人などが厚生年金には入れませんが、厚生年金に加入できる資格のある人はしないといけません。
え?原則を強調した理由?
それはわいが原則から漏れている人間だからです。
で、私的年金というのは任意で加入するやつです。強制力はありません。
確定拠出年金とかiDeCoとか聞いたことある単語はこの私的年金です。
以上、年金の種類についてでした。
「2階建て」「3階建て」の概念
よく年金は階層で表されます。
国民年金は1階、厚生年金は2階、私的年金は2~3階部分にあたります。聞いたことありますかね。
将来貰える年金の金額を左右するのがこの階層の違いです。
国民年金は皆が加入するので全員1階部分の年金は受け取れます。(ちゃんと保険料収めてたらね)
厚生年金の保険料は国民年金分も含まれているので、厚生年金の保険料を支払っている人は必然的に2階部分の年金も受け取れます。
そして、さらにその上の3階部分にあたる私的年金に加入することで、より多くの年金を将来受け取ることが出来るというわけです。
私的年金に関しては自営業や専業主婦などの層も加入できるものがあるので、彼らにとっては私的年金は2階部分に相当することになります。
言葉だけだと分からないと思うのでイラストにしてみました。ゴミみたいなイラストですが無いよりは分かると思います。
将来の年金制度展望
貰える額が減る?
年金を信用していないという風に初めに書きましたが、全くもらえないとは思いません。現に国が年金を支払う財源として莫大な金額を貯めているということなので、ちょっとやそっとで急に破綻するということは無いでしょう。
ただ、もらえる額が少なくなるという点。
これは可能性としてあります。
メインの原因は2つです。少子高齢化と平均寿命の延びです。
まず、少子高齢化によって若者が高齢者を支える負担が大きくなっていきます。
年金は世代間扶養制度をとっています。年金受給世代の年金給付費をその時の現役世代が払った年金保険料で賄うというものです。
老人が増えて現役世代が減っていく社会になっていってるわけですから、明らかに現役世代の負担が増えていきますね。
加えて、ここに平均寿命の成長が影響します。
年金は65歳くらいから死ぬまで一定額もらえます。
なので、生き永らえれば生き永らえるほどもらえる額は増えます。
現在国民年金負担量は16410円ほどでしばらくはこの額を変更しないということなので、明らかに貯めていた年金財源を切り崩していくことになります。
しばらくは財源で何とか出来るとはいえ、好転しない未来を考えればどこかのタイミングで支給額が減らされる可能性が十分にあります。
我々の世代ではそこまで影響がないにしても、子供世代に予想以上の負担と損が生じてしまいます。
支給開始の年齢が引き上げられる?
現在は原則65歳から年金がもらえます。ちなみに支給開始年齢はある程度選べます。その際支給される年金額が変わります。
で、今後考えられるのがこの年金支給開始年齢の引き上げ。70歳からとか75歳からとかになってしまうかもしれないということです。
現に、そういった議論もなされ始めているみたいです。
健康年齢が伸びたとか、定年後も働きたいという意欲のある人が増えたからでしょうか。まあ、少子高齢化で年金運用も難しい部分があるのは確かなので、色々な事情があるんでしょうね。
ただ、いくら元気なシニア層が増えたからと言って、身体や脳の機能が著しく以前よりも良くなったわけではないわけです。
高齢者の起こす交通事故が大きな話題になってますし、まだ何でもやれると思い込ませてしまうのも問題だとわいは考えますね。
わいの年金に対する考え
わいの年金状況
大学生の頃は学生納付特例制度を利用して年金保険料の支払いを猶予していました。
しかし、その後アホみたいに働いた(貧乏家庭で働かざるを得なかった)ため猶予条件である所得制限を突破して途中から支払っていました。
大学卒業後に旅行会社で1年、その後の鉄道会社でのバイトで約2年半は厚生年金に加入していました。
現在は、シドニーにワーホリに来ているため日本の国民年金への加入義務がありません。任意で加入できますが、わいは継続加入はしませんでした。
ギリギリの資金でこっちに来てますし、ただでさえ諸税や倉庫代などのお金が日本で発生しているのでそんな余裕はありません。
とはいえ、実はオーストラリアの年金を払っているわけですがこれについてはまた今度話したいと思います。
つまり、現在わいは年金の1階部分にも加入していません。
0階、オーストラリア風に言うとグランドフロアです。
今後のわいの年金支払い計画
まず、日本に帰ってきて可能であれば猶予とかの制度を申請します。
すぐに仕事見つかるとは限りませんし、払っていられる経済状況じゃない可能性があるからです。資格があるのなら利用します。
お金が出来たらさかのぼって払うつもりです。
わいの考えとして若いうちはとにかく頑張ってお金を貯めて、将来の為にスキルアップをするべきだと思っています。その為には出来る限り支払うものは減らしておきたいとう考えです。賛否両論はあると思いますがね。
国民年金に関しては今まで払ってきた分もありますし、全くもらえないのも嫌なので10年は必ず払います。10年払えばとりあえず貰えますからね(これに関しては法の改悪改正が大いにありそうな予感)
会社に勤めるようになったとしたら厚生年金にまた加入することになります。
お金に余裕が出て来たら私的年金も考えます。これは例えばわいが今後会社勤めを選ばずに自営業をすることになっても私的年金は検討します。
そもそも国民年金だけでは満額貰える条件を満たしても65歳になって貰える額は月額約65000円。貯金無しで国民年金だけに頼るのは無理です。破産必定で餓死します。この金額が減らされたり、支給される年齢が引き上げられたりするかもしれないってことです。本当につらい
長い間非正規だけで働いており、厚生年金に入っていない人は貯金がないと老後の生活は絶望的です。なんか自分に言い聞かしているみたいですね!
年金に頼らない道を
記事の冒頭でも述べましたが、年金がないとやっていけないという老後を過ごしたくはありません。勝手な予想ですが、国も年金に頼りすぎるなよというメッセージを老後2000万に託したんじゃないでしょうかね?
そうです。頑張って自分で自分の老後に備えるようにしましょうってことです。
終身雇用とかも終わりかけてるし、自分の力で稼ぐ力っていうのは日に日にその重要性を増していると思うんですよね。
副業も認められつつありますし、会社に頼りすぎず自らの力でお金を稼ぐ力を身に着けるべきだとわいは思います。どうやるかは人それぞれだと思うので、各々自分の得意分野やスキルを活用してやっていければいいでしょう。
資産運用も一つの方法ですね。
とはいっても具体的な方法をわいの乏しい知識からでは今現在何も言えません。すみません。これに関してはわいは関心があるので、今後勉強して皆さんにお伝えできればと思っています。
まとめ
超さらっと書くつもりでしたが途中からなんか詳細を語りだしたことに気づいたでしょうか。
自分でも調べていくうちに色々分からない事が分かってきて、ついついメモ代わりにここに書いてしまいました。
とにかく、今は年金についてそこまで考える必要が無い年齢だとしても、意外と詳細を知っておくと今後の資金運用に活かされていくのかもしれません。
わいもお金に関しては関心が高いので、今後に活かしていこうと思います。
それでは!