英語学習がメインのワーキングホリデーは半年以内で充分である理由
どうも!オーストラリアにワーホリ中のくろやんです!
ワーホリで9カ月シドニーに滞在しています。
ワーホリビザでは1年の滞在が可能で、特にオーストラリアに関してはファームで定められた期間の労働をすることで2年目以降も滞在が可能なセカンドビザが取得出来ます。
ワーホリの主たるメインが英語の習得である場合、滞在期間が長ければ長いほど英語をマスター出来ると思いがちですが、実はそう簡単にはいかないんですね。
実際に9カ月滞在してみて思ったのは、英語習得をメインにするのならワーホリは半年の滞在で充分という結論に至りました。その理由を自身の経験等を踏まえて説明したいと思います。
英語学習がメインのワーホリは半年以内が最適で理由
ワーホリの就学制限と就労制限
まず、ワーキングホリデーでの語学学校への就学期間や就労条件をおさらいしましょう。
就学期間について、ワーホリビザで通える語学学校の最長期間は4カ月です。
ワーキングホリデーとはあくまで休暇という扱いで、就学がメインではありません。
言語の壁があると、現地での生活が難しかったり、相互の国の文化や生活様式を理解するのが大変であるため、一定期間の語学学習も許可をしているという扱いです。
つまり、4カ月は英語を学ぶ環境を与えられるけど、それ以降は自分で頑張ってねということです。
続いて就労について
滞在費を補うために就労を認めているのがワーキングホリデービザ。
同一雇用主の下で6カ月までは働くことができ、就労時間の制限はありません。
働こうと思えばいくらでも働けて、オーストラリアの高い時給の下ではむしろお金を増やして日本の帰国することも可能です。
対して、学生ビザの場合は週20時間までしか働くことが出来ません。
その代わり、同一雇用主での雇用期間制限が無くなります。
ワーホリでの一般的な過ごし方のモデル
続いて、ワーホリでの一般的な過ごし方のモデルです。
英語習得をメインにしているなら、現地到着後すぐに語学学校に通い、1カ月くらいして生活リズムにも慣れて来たら徐々に仕事もやり始めるというのがモデルプランです。
語学学校での英語学習は一定の効果があるとわいは思っています。
しかし、それも3か月以上通わないと英語が伸びたという自覚は出てこないでしょう。
決して1週間とか1カ月とかの短期間では英語が伸びたという感覚を養うことは出来ません。ただのお友達作りになってしまいます。
そして前にも書きましたが、出発前にある程度勉強して、一定のクラスレベルに定着することが前提です。これはとても重要なので是非頭に入れておいてください。
参考までに以前書いた語学学校のクラスについての記事を載せておきます。
語学学校では友人も作れるので、卒業後も定期的に会う機会があれば英語を使い続けることが出来ます。その英語の文法や表現方法が多少おかしくても英語をとにかく話し続けることに一定の意味があり、もし疑問に思ったらネットでいくらでも調べることが出来ます。
学校卒業後はなかなか英語を使う機会が無い
さて、ここが肝心な事なんですが、語学学校を卒業後は英語を使う機会がけっこう減ってしまうということです。
語学学校に通う間は週5日の約半日は英語漬けの時間です。
しかし卒業後は中々そういった時間を取れません。
また、分からない時にすぐに聞ける先生がいないのも大きいです。
仕事をしていれば定期的に英語を耳にしたり、使う事はあるかもしれませんが、使う表現は決まっています。あと、めちゃめちゃな英語でも何とか通じちゃうし。
仕事に関しても言えることですが、ある程度の英語力が無ければローカルの仕事につくことはかなり難しいです。わいはUpper-Intermediateのクラスでしたが面接すらしてもらえませんでした。
もちろんローカルは運もあります。
頑張って探し続ければ引っかかることもあるでしょうが、基本的には見つかるまで時間がかかります。
8割方は日本食レストランや日系の会社のバイトになります。
従業員同士が日本人なので仕事仲間とは日本語での会話になります。
つまり、ローカルの仕事に就けなければ語学学校卒業後は英語の使用機会がかなり減ってしまうということです。もちろん海外なので全く使わないということは無いですけど大都市では特に英語を使わなくてもやっていけるんです。
自分から積極的に動いていかない限り、せっかく感覚を掴んだ英語もワーホリ期間中に衰えていくという事にもなりかねません。
せっかくのワーホリだから1年居ないと勿体無いという考えは捨てよう
せっかく手にいれたワーホリビザだから1年居ないと勿体無いよねという気持ちになるのもわかりますが、ダラダラ過ごしていても仕方が無いので、時間をキッチリ決めて半年でみっちり英語を勉強して帰国する。というのも一つの手で、わいはこれを推奨します。
わいもそうすべきだったと思っています。
結構シドニーは半年いると飽きてきます。
わいのように特に飽き性な人間は海外という場所でも基本的に半年もいると飽きてくることがわかりました。
当初の目的も見失いつつもありましたし、やはり学校のように英語を話さないといけないという環境に身を置かないとやらないんだなと実感します。
だからわいは今身体を鍛えるにしてもお金を払ってジムに行ってるし、帰国してもジムは通う予定だし、何かしらのオンライン英会話をやろうと思っています。
海外での英語学習の有効なモデルプラン
ワーホリ期間中は色々な人から英語の勉強法についても聞きました。
そんななか良さそうだと思ったものを紹介したいと思います。
①フィリピン短期語学留学→ワーホリor留学
これは英語全く分かりませんという人に特にオススメのルートです。
フィリピンで1カ月ほどの短期留学で英語の基礎を叩き込み、その後ワーホリで語学学校に通うというものです。
結構このルートの日本人が多かったです。
この場合、オーストラリアの語学学校では少なくともPre-Intermediate以上のクラスから始められます。
フィリピンの語学学校は校則がかなり厳しい傾向にあるらしく、クラス内外関わらず英語オンリーで、違反すると退学処分になる可能性もあるらしいです。
また、マンツーマンの個別指導型も多く、自分の苦手な部分を徹底的に直してくれます。
そしてなんといっても費用が安いということ。
1カ月の授業料+3食付き寮で総額20万円前後という料金で、期間も短期からあるのでとても手頃です。
もちろんその間働くことは出来ないにしても、物価が安いので滞在費の心配もそこまでしなくていいそうです。
②学生ビザでオーストラリア
英語習得がメインであれば本来は学生ビザで英語を勉強するべきなので、王道っちゃ王道ルートです。
学生ビザなので語学学校や大学での就学期間に制限はありません。オーストラリアの場合は学生ビザでも就労が認められているので滞在費を補う事も可能です。
ここでの問題点は自由な時間が少ない事とお金の問題。
ビザの有効期限は学校滞在期間+1カ月ほど。
学校は出席率が低いとビザが取り消しになりますし、この出席に関してはシビアです。
わいの語学学校では確か出席率を80%切るとアウトでした。他も大体80%が目安でしょう。
自由な時間がワーホリビザの人と比べると無いかも知れません。
それでも卒業後1カ月ほどの猶予があるので、その期間中に色々な都市を見て回ることは十分可能です。
もう一つの問題はお金。
就学制限が無いからといっても語学学校や大学の授業料はかなり高いです。特に欧米オセアニアは授業料がかなり高く、半年も通うと50万は軽く超えます。
滞在費も含めると半年で200万くらいは無いと厳しいので、そのお金が用意出来るかどうかです。
就労時間の制限についてもかなりシビアで、バレないからといって週20時間以上働くと速攻でバレてビザ取り消し&強制送還されます。実際に語学学校の知り合いはそれで強制送還された人もいます。
就労時間が国にバレるのは、銀行に給料を振り込むにあたり個人の労働時間などの記録を政府がチェックする事が出来るからです。
なので、給料が手渡しの職場は実は週20時間より働いていてもバレないんですが、そういった職場はまず99%最低賃金以下で働かされますし、いつ内部告発でバレるかもわかりません。
③半年以内のワーホリビザでオーストラリア
最後はわいの提案ですね。
4カ月の就学期間をフルに活用しつつ、その間にバイトもしてお金を稼ぐ。最後に余った時間に旅行もしてその国を満喫するというものです。
4カ月も語学学校に通うとどんなにシャイでも友人が出来ます。
わいのような超シャイな人間でもたくさんの友人が出来ました。
あとはそこで学んだ英語のレベルを落とさず自分でも勉強しつつ、マンネリ化する前に日本に帰国する。というのが英語習得メインの場合は有効だと考えます。
ワーホリの約9割は半年くらいで英語上達のピークを感じると思う
これは悲しい現実なのですが、ワーホリの場合英語は確かに伸びますが、限界が来ます。もちろん死ぬほどヤル気があればかなりしゃべれるレベルにまで上達はしますが、相当努力と積極性が必要です。
9割方は半年で英語の伸びのピークを迎えます。
ただ確実に英語のスキルは伸びていて、不自由に感じながらも英語でのコミュニケーションは取れるようになります。なにより、英語に対するアレルギーというか拒否反応は完全に取り払われます。
日本に帰国し、外国人に英語で話されても「うわ!どうしよう・・・」とは絶対にならなくなります。これだけでもワーホリで英語を勉強したことに意義があります。
英語は使わないとまず伸びません。
日本に帰国してからも英語を使う機会を作るべきだし、本当なら仕事で英語を使うことが出来れば理想です。
もしかすると海外でローカルの仕事に就くより、日本で英語をたくさん使うバイトや仕事に就く方が簡単かもしれません。そして特に東京ではかなりの需要があります。
ワーホリで仕事をしていればまず日本での英語要の仕事に抵抗なく応募も出来るようになると思いますし、そこで以前の自分より英語が話せるようになったと感じることが出来るでしょう。
その感覚を身につけるだけなら、半年のワーホリで充分です。これは保障します。
まとめ
20代という期間は貴重です。
ワーホリで後半ダレてしまうのも本当にもったいないので、是非毎日毎日が濃い時間を過ごしてほしいと思います。
わいもワーホリで最初の4カ月はとても濃い時間を過ごしたと思っています。
ただ、学校を卒業してからは単にダラダラ過ごしてしまう事が多くなったと感じます。
人間はどうしてもダレてしまうし、わいなんか特に強制力が無いと自分を甘やかせてしまうと自覚しているので、マンネリ化してしまう前に習得したものをそのまま日本に帰国してから活かすことを考えるのが良いでしょう。
また帰国前にわいの9カ月のワーホリの総括を書こうと思います。
そのうえでこれからワーホリを考えている人で特に英語をしっかり勉強したいと思っている人は前もってしっかり滞在期間を決めておくといいと思います。