多重債務者、銀座高級デパート練り歩きの巻
どうも、多重債務ド貧民ブロガーくろやんです。
億万長者を目指す者として、多少は上流社会について学ばねばならないという事で、GWの休み期間を利用して、ある場所に向かいました。
銀座でーす。
東京に上京し6年あまり。新宿やら渋谷といった都心には頻繁に行っていたのでその辺りはすっかり馴染んできたのですが、銀座という街は依然近寄り難い場所として今まであまり足を運ぶ機会がありませんでした。
日本一地価の高い場所
外車だらけの中央通り
白い巨塔に出てきそうな和服姿のバ・・・マダム達
故郷名古屋にも栄という一大スポットがありますが、銀座はやはり次元が違うイメージがあります。
少なくとも、借金持ちの限界フリーターが寄り付く場所ではない。
ま、これは世間一般の考え方でしょうな。
だが、わいはちがーう!!
億万長者になって、銀座の中央通りをオープンタイプのポルポル君(品川ナンバーぞろ目)で悠々ウィンドウショッピングを楽しもうと企んでいる人間が、銀座という街に恐れていては話になりません。
聞いたところによると、最近銀座にオープンした話題の高級デパートがあるみたいです。
そういうことなら、話題に乗っかって上流社会の雰囲気を味わってこよう。ということになりまして、今回の訪問につながった。というわけです。
いざ、高級デパート「GINZA SIX」に潜入
ユニクロのパーカーと裾の破れたチノパン、コーヒーをぶちまけたままのスニーカー。
普段のファッションでは銀座でモロ浮きしてしまうので、部屋の奥底から引っ張り出した2年前のメンズノンノを参考に銀座にふさわしい服装に着替える。
着る服はその人自身を表すといいますが、銀座の高級店を練り歩いても違和感がないよう身だしなみを整え、よくわからない自信を持ち、意気揚々と銀座に向かいました。
↑銀座駅で電車から降りるくろやんイメージ図
訪れたのは、先月20日にオープンしたばかりの「GINZA SIX」
旧松坂屋の跡地に作られた地上13階、地下4階の大型高級デパートです。
銀座6丁目に位置することから名づけられたこのデパートは、地下と地上6階までが商業施設、7階から12階までがオフィス、そして13階がレストランと屋上庭園という構造になっています。
入ってみると、内装から高級感が滲み出ています。
超高級店も複数入っていますし、名前はよく知らないけどなんか凄そうな店がズラリと並んでいます。
吹き抜け部分にあったよくわからない提灯。
ほとんどのお店にはスーツ姿に白手袋をはめた店員がおり、なんだか入りづらそうな雰囲気があります。
入りづらそうに思うのは多重債務が圧し掛かる限界人間の勝手な思い込みですが、そもそもバッグとか服とかあんまり差し迫って必要ではなかったので寄る必要がありません。
デパートを紹介するのにそんなんでいいのかと思いますが、とりあえず高級な場所なんだなと思ってもらえればいいです。
そんなわいが唯一楽しめそうなのは本屋とレストラン・カフェフロアだと思ったので、数あるブランド店をすべてシカトして6階の蔦屋書店へと向かいました。
「GINZA SIX」は本屋もスタバも上品だった
「GINZA SIX」の6階にある蔦屋書店は高級デパートのコンセプトから外れず、落ち着きのある上質な店内づくりがされております。
通常の書店と比べ、本を陳列して売るというより、展示して売るといった本の並べ方をしています。
本の種類も通常の本屋には無い重厚感のある本が多く、もちろん値段も高いです。
美術系の本が多く、知的な雰囲気を醸し出しています。
ヴィレヴァンに少し高級感を加えた感じですね。
雑誌を少し立ち読みしていこうと思いましたが、せっかくなので、厚めの洋書を立ち読みしてインテリ感を出してみました。
↑カストロ議長の思想を学ぶ(英語読めない)
蔦屋書店に併設する形でスタバもあります。
カウンター席にはよく分からないけどオシャンティーな本が並べられ、自由に読めます。
奥には予約専用のスペースが・・・
スターバックスリザーブと呼ばれるこの場所は、全国に62店舗しかなく、希少なコーヒー豆を使用したコーヒーを販売しています。
珍しいコーヒーメーカーもあります。
サイフォン
ブラックイーグル
クローバー
プアオーバー
コーヒープレス
中でもこの銀座蔦屋書店は上記5つすべてのコーヒーメーカーが揃っている唯一のお店みたいです。
↑サイフォン 設置店は5店舗しかない
↑ブラックイーグル 設置店はここ蔦屋書店のみ
もちろん、コーヒーの値段は高いですけど、一回は行ってみる価値はあるかと思います。わいはコメダ珈琲が一番落ち着きますけどね。
あと、6階にはフードコートもあります。
ラインナップ見る限り、気軽にペイっと行ける場所じゃなさそうです。。
日高屋とかサイゼが欲ちい。。。
屋上庭園は割と落ち着ける
13階の屋上庭園からの眺めは素晴らしく、都心のビル群を一望できます。
↑汐留方面望む 芝生があって、水遊びもできる
↑緑豊か。真ん中にはベンチがある
↑東京駅方面望む 中央右側にうっすら見える塔は東京スカイツリー
屋上庭園に行くにはエレベーターを利用するしかなく、休日の人が多い日はエレベーター前で並びます。下りも同様です。
広々としていて、ベンチもたくさんありますので、平日の日中は穴場スポットかもしれません。
とまあ、多重債務者にとって、本屋と屋上庭園くらいしか立ち寄る場所が無い「GINZA SIX」ですが、さすがにそれだけだとわざわざ銀座に足を運んだ意味がないので、ちょろっとブランド店にも立ち寄りました。
向かったのはフランク・ミュラー。
そろそろちゃんとした時計が欲しいと思う年頃なので、ちょっぴり気になって来店してみました。
後々、調べたんですが、フランク・ミュラーってフランク・ミュラーさんが作ったんですね。まだ58歳ということでちょっと驚きました。ブランドとしての歴史はそこまで古くからあるわけではないんですね~。
入口付近には100万前後の時計。
う~ん。頑張れば買えるか?(今は確実に無理!)
奥の方に進むと数百万から数千万レベルの時計がズラリと並び、もはや買える買えないとかそういう次元ではなく、博物館の展示品を見ているかのような感覚になってきました。
時計は男のステータスと言われてますけど、このあたりの時計持っていれば女性からモテるようになりますかね???
そんな中見つけちゃいました。
?!
3億6396万の時計を。
黒服の店員に後ろから監視されている中、ケタを数える多重債務者。
Tポイントが貯まるのなら1%でも400万近いポイントが付くやんけ、とか思いながらも
手の届かない時計をじっと3分くらい見つめていました。
なんか精巧な部品が1400個くらい入っているみたいですが、時計に疎い自分には凄さがよくわかりません。重たいのかな~。
完全に無の表情でお店をあとにしました。
あんな時計、一生かかっても買えないですわ。
ちょいと寄り道もしました
東急プラザにもちょいとお邪魔しました。
ちょうど一年前くらいに開業した新しいデパートですけど、もちろん中間層にあるブランド店は入るだけ無駄なので、一目散に雑貨フロアに行きました。
東急系列なので東急ハンズのちょっと高級バージョンのお店がありました。
インテリアグッズは相変わらずほしくなるようなものがたくさんありましたが、1か月の給料じゃなかなか買えるものはありません。
そもそも、1カ月の給料は借金の返済と日々の生活費で90%以上消えます。
インテリアに凝っている場合じゃない。
↑家に置いとくとオシャレなグッズばかり
ただ、6階のラウンジカフェは広々としていて、飲み物も良心的な値段だったので、待ち合わせ場所やパソコン作業するには良さそうな場所だと思いました。
まとめ
銀座は多重債務者が来る場所では無いと思いました。
平等社会の日本にもちょっとした階級社会が存在するんだなあと思うほど、銀座という街は富裕層があふれています。一見ワンカップを片手に持ってそうなオヤジもここではしっかりブランドものの衣類や時計をはめています。
時々、住む世界の違いをまざまざと見せつけられ、荒涼な砂漠で遥か遠くエアーズロックを見つめるアボリジニーのような顔になってました。
まあでも、新宿や渋谷とは違った別の刺激をこの街から受け取ることもあります。
また定期的に銀座という街を訪れてみたいと思います。
たぶんユニクロで服買うくらいしか余裕ないけど